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牛の熱中症対策の基礎知識

牛の熱中症対策について

ご存じですか?正しい牛の熱中症対策

連日記録的な猛暑日が続く中、熱中症への呼びかけが全国でも広まっています。

ニュースや天気用法では熱中症アラートや屋外での運動を控える注意喚起が毎日のように流れ、子どもたちが犠牲になった痛ましい事故も多発しています。

人間に限らず牛や馬などの家畜でも同様のケースが起こっており対策に追われている方も多いでしょう。

正しい熱中症対策を知って大切な家畜を危険から守りましょう!

夏場の天敵 熱中症はなぜ起こるの?

熱中症が起こる原因は、夏場の高温湿気です。

人間の場合、熱中症になる環境は、気温 28℃以上、湿度 60%以上と言われています。

毎年、気温が30℃を超える真夏日あたりから熱中症が発生しはじめ35℃以上の猛暑日に急増しています。

人間は気温が上昇すると汗をかきます。これは体内に蓄積された熱を放出するするためといわれています。

なぜ、汗をかくと熱を放出するのでしょうか。それは汗が乾く時に表面の温度を奪う、「気化熱」の作用で体が冷やされ、体内温度が正常に戻るからです。

しかし、湿度が高い環境では汗が蒸発しにくく体内の熱が放出されない状態が続きます。この状態が続くことでめまいや脱水など熱中症と呼ばれる症状が引き起こされるのです。

乳牛や子牛は体温調節が苦手

人間の体には約200~500万の汗腺と呼ばれる体の外に汗を出す器官が存在します。

しかし、乳牛や生後まもない子牛は人間の1/10しか汗腺がないことが分かっています。

そのため、汗による体温調節が難しく少しの気温の変化でも体調を崩してしまう危険性が高まるのです。

では、牛にとって最適な気温は一体どのくらいなのでしょう。

一般的に乳牛が快適に過ごせる気温は5~20℃といわれています。

つまり、人間にとっては快適な気温も、牛にとっては快適ではなくなっている場合があります。
さらに、湿度、気温が上がってくると、暑熱環境と言われる状態になってしまいます。

見逃さないで牛の熱中症のサイン

では、熱中症になった牛はどのような症状を引き起こすのでしょう。

分かりやすいサインは以下の5つです

・日陰や水槽など涼しい場所に集まる

・食欲減少

・反芻行動の減少

・浅い呼吸

・目の充血やチアノーゼが出る

これらの症状が続くと最悪の場合、脱水症状による循環不全や腎不全が原因による低酸素症や内臓出血などを起こし最終的に死に至るケースも。

重篤な状態になる前にしっかりとした対策が必要になります。

熱中症を防ぐ有効な手立てとは

送風機による換気

大型送風機による体温調節が効果的です。設置する場合は牛の体に直接あたるように設置します。

風向きは汗をかきやすい首元を中心にすると良いでしょう。

新鮮な水分を補給させる

脱水症状を防ぐためにも水分補給も大切です。

夏場は水の温度が上昇しやすく、腐敗しやすくなるのでこまめに新鮮な水を与えることを心掛けましょう。

万が、一脱水症状を起こした場合は水分の過剰摂取による水中毒を起こす危険性があります。

特に抵抗力が低い子牛がなりやすいので注意が必要です。

体を直接冷やす

最も効果的なのが水などで牛の体を直接冷やすことです。

熱中症状が出た時の対処法でも牛の体に冷水を掛けることを推奨しています。

他にも濡れタオルを掛けたり、ビニール袋に入れた氷で表面を覆うなどの方法もあります。

しかし、気温が下がるまで冷水を掛け続けるには多くの人出が必要になるでしょう。

また、あまりにも気温の高い日には濡れたタオルもすぐに乾いてしまいますし、牛の大きな体に氷の入ったビニールを固定するのも難しくあまり現実的ではありません。

あくまでも一時的な対処法と考える方が良いでしょう。

手軽にできる熱中症対策に冷却効果のある「モーっとクール」

送付機の設置や施設の整備には時間とコストが掛かります。

中にはスペースの都合で対策に頭を悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時に手軽にできるのが牛用のクールタオルです。

熱のこもりやすい首元をひんやり冷やすことで、体内温度を下げるクールタオルはコストも掛からず、1頭1頭に装着することも可能。

また、運動の妨げにもならないので、牛への負担も少なく小さな子牛におすすめです。

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