仔牛ちゃんの元気を守るUSIMO-SHOPはこちら>

牛舎の熱中症対策について

夏の暑さは、牛の健康と生産性に大きな影響を与える要因です。

特に小規模な畜産農家にとって、暑さ対策は大きな課題となります。

牛が熱ストレスを感じると、食欲不振や乳量の低下、さらには繁殖障害や疾病のリスクが高まります。さらに近年では毎年のように牛の熱中症による死亡事故が報じられています。

これを防ぐためには、効果的で実践可能な暑さ対策が必要です。

今回は、牛の健康を守り、生産性を維持するための具体的な熱中症対策について、コストを抑えつつ実践できる対策を中心にご紹介します。

牛舎の暑さ対策

自然換気

当然皆さんされていることとは思いますが、牛舎の窓や扉を開けて自然換気を促し、空気の流れを良くします。

扇風機の利用

大型の扇風機(ファン)を牛舎内に設置し、空気の流れを作り出します。牛舎内の空気を循環させることで、暑さ溜まりをなくします。

大型扇風機

業務用大型扇風機を見てみる(amazonが開きます)>

シェードの設置

最近では屋外施設用のシェードが数多く販売されています。 特にシルバー加工されたものなどは遮熱効果が高く、日射熱を効果的に反射します。

木陰が少なく日当たりの良い立地の牛舎に特におすすめです。

屋外向け遮光シェードを見てみる(amazonが開きます)>ボタン

植物を利用する

植物は自然のシェードになります。木や高い草を建物の脇に植えることで、直射日光を遮り、牛舎の周囲の温度を下げることができ、地面や建物を涼しく保ちます。日中の直射日光を避けることは、牛舎内の温度上昇を抑え、牛が快適に過ごせる環境を作ることにつながります。

また、植物は蒸散作用によって周囲の空気を冷却してくれます。植物が水を吸収し、その一部を葉から蒸発させるので気化熱の作用で周囲の空気温度が下がります。

断熱材の使用:

屋根や壁に断熱材を取り付け、牛舎内の温度上昇を抑えます。

施工会社に依頼するのが最も安心ですが、ホームセンターや通販で屋根用・外壁用の遮熱シートや断熱材が購入できますので、DIYで施工することも可能です。

屋根用断熱材を見てみる(amazonが開きます)>

牛舎の外壁への断熱材施工は、夏の熱中症対策だけでなく、冬の寒さ対策にもなりますのでおススメです。

外壁用断熱材を見てみる(amazonが開きます)>

水飲み場の増設

洗浄しやすい移動式の簡易水飲み場を複数設置し、牛が容易にアクセスできるようにします。どの場所でも牛がすぐに水を飲めるようにすることで、牛の熱中症リスクを下げることができます。

ミスト装置の設置

最近では屋外用の簡易なミスト装置も気軽に購入できるようになっています。 専用のノズルから霧状の水を空中に放出し、周囲の気温をクールダウンできます。

水道さえ確保できれば簡単に設置できますのでかなりおススメです。

ミストシャワーを見てみる(amazonが開きます)>

以上、大きな改修工事などを伴わずに手軽に実践可能な牛舎の熱中症対策をお伝えしました。

暑い夏を乗り切り、牛たちが熱中症にならずに快適に過ごせる環境を整えるためのヒントになればと思います。

首元を冷やして体温を下げる牛の冷却マフラー モーっとクール

首元を冷やして体温を下げる牛の冷却マフラー モーっとクールが体力の弱い子牛ちゃんから親牛までみんなの熱中症を予防します。

牛の熱中症対策ならUSIMOシリーズ >